カジ子の暮らしの挑戦

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2児の母 カジ子です。子育て・節約・幼稚園キャラ弁・家庭菜園・ハンドメイド中心の雑多ブログです。

言葉が遅いと思ったら 子供の言葉を引き出す関わり方

 こんにちは!カジ子です!

1歳半から言葉の遅れで要観察だった坊や。

2歳10ヶ月頃から、臨床心理士さんのアドバイスを受けて関わり方を変えたところ、言葉がパラパラとでてくるようになりました。


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www.kajiko36.com

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 子供の言葉を引き出す関わり方

言葉を理解する能力と話す能力は少し違う

「大人の言っていることはわかるけど、話さない」 家の坊やはこのタイプでした。「キリンは?」って聞けばちゃんと指差しできるのですが、「これなに?」と聞くと答えられないんです。

言語理解は進んでいるけど、言語表出は進んでない状態ですね。

  ※言語理解:大人の言っていることがわかる

   ※言語表出:話すことができる

言語理解と言語表出は必要とする能力が違うんだそうです。

イメージとしては、言葉をラべリングして引出しにしまっておいて、話す時に引出しから取り出すのですが、このラべリングが上手くいかず、どこにしまったかわからなくなってしまっているんですって。

言語表出の発達には、言語理解を進めることが有効だそうです。よく「コップの水が溢れる」って言いますよね。シャワーのようにじゃんじゃん言葉を浴びせかけていきましょう。

 

子どもの聴く力に注意

2歳前後の聴く力って大人と同じではありません。聴く力もまだまだ発達途中です。

どんなに言葉のシャワーを浴びせても、聴いてなければ効果はありません。

 ポイントは今、その場で、短く、ハッキリ  話しかける

2歳前後の子供は”今”を生きる生き物。過去や未来の概念はまだ難しいのです。子どもの今にリアルタイムで声掛けをしていくことが大切です。「リンゴおいしいね」「おもちゃ楽しいね」など、子どもの気持ちを代弁するように話しかけることで子供の言語理解が深まります。

また、この頃の子どもは長文で話しかけてもすべてを理解し記憶することはできません。長文の場合、最後の部分のみ記憶しがちです。話しかけるときは短めに。イメージは2語文ですね。2歳前後だど、話す言葉は2語文がメインの頃なので、大人もそのレベルあわせて話しかけてあげれば、より一層言葉の理解が進んでいきます。

 

最初の一文字でもいいから言葉に出させる

坊やは名詞がまったくでませんでした。すべて「これ!」と指差しで表現してました。親も「どれがいいの?これ?」と、「あれ・これ・それ」で話しかけることが多かったように思います。

子どもから要求があった時、すぐ取ってあげるのではなく、その物の名前を一文字だけでも言わすようにすると良いそうです。

例えば指差しでみかんを要求していたとしたら、「みかん」の「み」の字を言わせてから渡すようにします。「み」が言えるようになったら、次は「み か」と言わす。繰り返すうちに言葉が定着してきて、子ども自ら「みかん、ちょうだい」と言えるようになっていきます。

ポイントは子どもが嫌にならない程度に、遊びの延長で行うことです。

 

2択の質問をする

「はい」「いいえ」で答えられる質問をしたり、「◯◯と△△どっちにする?」など、簡単な質問をすると、より言語理解が深まります。

また、「大きいのはどっち?」「長いのはどっち?」などの質問もいいそうです。

 

赤ちゃん言葉だっていい

赤ちゃん言葉を使うと、後々直さないといけないから使わないという意見もあるのですが、言葉が遅い子どもの場合、赤ちゃん言葉が有効な場合もあります。

例えば、「お母さん」と言うのが難しい場合でも、喃語で「か!か!」と出ていれば、喃語の延長で教えていけば「かぁか!」とは言えるようになるかもしれません。

「トイレ」より「ちっち」の方が理解しやすいかもしれません。

子どもの理解しやすい、言いやすい言葉になおして始めていくことで、お喋りのハードルが下がっていきますよね。

言葉はコミュニケーションツールです。赤ちゃん言葉でも、コミュニケーションを取れるようになれば、子どももお喋りの楽しさや便利さを学び、話す意欲に繋がっていきます。

 

以上、臨床心理士のアドバイスをもとに、我が家で実践したことでした!